テキスト ボックス:   HEART川柳一人一句
               平成二十八年三月

 神々の戦鎮める神が欲し         彰
 背比べ縮みを競うケアハウス       肇
 重力波新兵器かと爺は言い       正武
 溜息を一つ放ってする介護      と志子
 三つ足でふらふら下る米寿坂      直路
 見比べて値踏みしてみる形見分け   おさむ
 孫二人声の区別がわからない      善弘
 晩春に高層ビルの影伸びる       昭三
テキスト ボックス: 今月のこの一句
              平成二十八年三月

背比べ縮みを競うケアハウス     肇

背比べと言えば「柱のきずはおととしの五月五日の・・・」を思い出すように背の伸び比べを思い浮かべる。一方、高齢化と共に背が縮んできて、検診の度にがっかりさせられる。掲句はそれを逆手にとって、ケアハウスでその縮みを競い合うと詠んだ。「あんたはたった二センチかい。わたしゃ三センチも縮んだよ」と。その発想に脱帽!